浪費と資産
健康というのは、資産の最たるものだ。『世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事』という本がある。昨夜みつけた素敵なブログで、この本について触れられていた。
この著者の津川友介先生(Twitter:@yusuke_tsugawa)のお話を聞いたことがある。話のなかで感銘を受けたのは:
- 帰納と演繹
- 因果と相関
という視点をとても真摯に追及されていることだった。「帰納&相関」と「演繹&因果」を行ったり来たりしている思考の遊び。同時にぼくがいま、津川先生のお話を思い出しながら考えていることは:
- 人間は必ずしも合理的な判断をすることは限らない
ということ。行動ファイナンスなど、知的好奇心を喚起される考察は巷に溢れている。津川先生の本では、「赤身の肉は健康に悪い」ということなのだけど、やっぱり、食べたい。念のために記載すると、「赤身の肉は健康に悪い」というのは津川先生個人の主張ではなく、先生をはじめとした世界中の科学者がエビデンスから帰納した推論であり、「だから食べない」ということでは:
- 決してない
資産形成については同様だ。投資、消費、浪費。誰がどうみても合理的には「浪費」である行為も、たまにやりたくなる。バーでひとり過ごすとか、アメックスのプラチナカードをもっちゃうとか、キャバクラで女のコをいじるとかだ。
私は自分の浪費とも、ときおり腹立たしく向き合いながら、10億円をつくろうと思っている。